ピアノの先生はお仕事なんだよ(^^)

先日、生徒さんと

こんなやり取りがありました。

 

 

「先生、練習シールがなくなったからください。」

 

「どうぞ。」

 

「あれ、このシール、買ってるの?」

 

「もちろん買ってるんだよ。」

 

「え?誰のお金で?

生徒さんが先生に渡すお金で買ってるの?」

 

「そうだよ。」

 

「え~!!先生、悪~い!!

もったいないから作れば?」

 

「いやいや、これは買った方が作るより安いから」

 

「じゃあ、自分のお金で買えばいいじゃん」

 

「自分のお金?」

 

「そう、だって私たちがあげるお金でしょ。

なくなっちゃうじゃん!」

 

「買ってるのはシールだけじゃないよ。

シンセサイザーだって

このレッスンノートを作るのに必要な

紙やインク代・・楽譜も買うよ。

それから自分で勉強するために

セミナーを受けるから

そのセミナー代にも

使ってるよ。」

 

「え-!!えー!!

そんなお金、自分のお金から出せばいいじゃん~!!」

 

「だって、先生はこれがお仕事だからね。

お父さんも外で働いてきて

お給料いただくでしょ。

そのお金で

家族が生活するでしょ。

それと同じなんだよ~。」

 

と言うと

 

一発で納得してくれました。

 

でも、その後・・

「じゃあ、いくらもらってるの?

全部でいくら?

2千円?」

 

2千円・・

(^_^;)

 

2千円じゃあ生活できません。

 

多分・・

 

こう思っている子は少なからずいます。

 

だから

こんな話題は1年に数回でます。

 

たまにお月謝を

「集金~!」

といって渡す子もいますが

「お月謝というのは1ヶ月のお礼という意味だよ。

集金じゃないんだよ。」と

伝えることにしています。

 

お月謝袋を渡すと

「これ、要らない」

と言う子もいますが・・

 

なかなか複雑です。

 

お月謝については

大人になって茶道を習っていた頃

先生から

お月謝のルールを

いろいろ教えていただきました。

それは

人生を生きていく時に

知っておいた方がいいこと。

 

誰かが教えてくれないと

知らずにいることって

多いですね。

 

お金のお話ってシビアですが

だからこそ

子供達にもちゃんと伝えてあげたいと

思っています。

 

愛♪PIANO SCHOOL ROOM