手を見ないで弾く練習

 

今朝はいつもより気温が低く

肌寒いですね。

秋なんだか夏なんだか・・

変な季節です。 

そろそろ冬の足音も聞こえてきたように

感じます。

 

今日は

「手を見ないで弾く練習」の重要性について

少し書きたいと思います。

 

レッスン中、私が一番口にするのは

「前を見て弾くよ、楽譜を見て弾こう!

手は見ないよ~!!」

この言葉。

 

いつまでも手を見て弾くと

いつまでも鍵盤の幅を感覚で覚えることができません。


私達が毎日暮らしている部屋も

毎日使っているのに

目を閉じたらあちこちにぶつかります。

それは視覚にたよっているから。

 

でも盲目の方はぶつからずに

生活できます。

ピアノだって

目が見えなくても演奏できます。

辻井君のように

素晴らしいピアニストもいます。

 

この「視覚」に頼らずに

鍵盤の上を歩く・・

この訓練が大切です。

 

鍵盤の幅を覚えていると

 

初見でピアノを弾いたり

新しい曲の譜読みをする時に

楽譜だけを見て弾けばいいので

とても楽です。


もうひとつ。

飛ぶ時なんて

感覚をつかんでいないと

ミスタッチの連続になります。

 

「鍵盤の幅を覚えること」

ピアノランドの樹原涼子先生は

このことを

「鍵盤ポジション感覚」と

おっしゃっています。

 

この「手を見ないで弾く」練習に

ピアノランドは最適な楽譜です。

 

1巻から、目を閉じて弾くことが可能です。

それは真ん中ドの鍵盤の上に

両手1の指をのせて

両手5指を鍵盤の上に

1本ずつ広げます。

 

ポジション移動が始まる

2巻の途中まで

「手を見ないで弾く練習」で

鍵盤の幅を覚えることができます。

 

ここまでにしっかりと

鍵盤ポジション感覚を身に付けていれば

この後が本当に楽になるのです。

 

「基本が大切」の意味は

こういった所にあります。

後で大変な思いをせずに

つまづくことなく

ピアノを楽しんで弾けるように・・

 

ピアノランド2巻の途中からは

ポジション移動が始まります。

もちろんこの後も・・

飛ぶ練習も・・・

なるべく手は見ないで

「目は楽譜」

 

自宅練習でも心がけて弾けるといいですね

(^-^)

 

愛♪PIANO SCHOOL ROOM