自宅練習での上手な関わり方。


レッスン面談のアンケートで、お子さんの自宅での練習と、その関わり方いついてのご質問が結構ありましたので、こちらに記載させていただきます。

Q 自宅練習はどのくらい(時間とか)やったらいいのでしょうか?


A まず、練習は時間ではなく、内容です。

ただ、最初のうちはタイマーをセットして10分とかから、集中して弾く時間を長くしていくのもいいかと思います(練習する習慣を身につけるため)

でも、時間でなく内容というのは、たとえ、30分、1時間、毎日練習しているので上達しない。。ということがあるからです。

通し練習ばかりを何度しても、ミスしたところが直らなければ、上達しません。

練習の最初に「今日の練習の目標」を立てて練習するのがおすすめです。

例えば、タッチポイントの1と5をしっかりと気をつけてゆっくり弾いてみる日、とか。

1曲1曲のできないところ、難しいところ、の部分練習の日。でもいいですし。

目標を達成できたら、たとえ時間が短くっても練習終了でいいと思います(少なくても当ピアノスクールでは・・です)


Q 次に練習の関わり方。

A これは「ピアノを弾けるお母様」が要注意の部分です。

ご自分が弾けるために、練習の仕方やミスが気になって怒ってしまう・・。

でも、いつまでも自宅で口を出していたら、子供たちは自分で考えて練習することをしなくなります。

そして、レッスンノートに書いてあることを(宿題)を完璧にさせる必要もありません。

子供ができないところを自宅で教え込む・・とレッスンでは完璧に弾けるので、苦労した部分を講師は知らずにスルーしてしまうこともあります。

そしていつか、お母様が忙しくなって練習に付き合ってあげる時間がなくなって初めて・・・

自分1人では音符も読めない、リズムも取れない、そもそもどうやって練習をしていいかわからない事態が発生してしまうのです。


だから、できるだけ、自宅でミスをしていても、ミスを指摘しない。

出来る様にお母さんが何度も弾かせない、ことが大事です。


できなければそのままで結構です。

その方が、その子が何を苦手としているか教える側にもしっかり伝わるからです。

ここ、とっても大事なところなんです。


若い頃は、こういうことを見抜けなくて失敗したこともありましたが、今は普段のレッスンの中でわかります。




ご自宅でのサポートは、練習しない時に「そろそろ時間よ」とか練習をするように促していただくこと。

レッスンノートに何か書いてあるの?とレッスンノートを見るように促すこと。

そして、練習中に何か気になることがあったら子供でなく私に(講師に)直接ご連絡いただけると次のレッスンでその辺りのフォローができます。

あとは、少しの上達にも気づいてあげてたくさん褒めてください。

子供っていくつになってもお母さんから褒められるのが1番嬉しいのですから。

そして、音楽をたくさん聴かせてあげてください。

環境は、その子の表現力にも直結します。



愛♪PIANO SCHOOL ROOM