ピアノの練習の仕方を覚えよう。


レッスン中に、子供たちの演奏を聴いた後は

「今の演奏、どうだった?」と聞くことが多いのですが、それだけで目にいっぱい涙を溜める子もいます。

問いかけるときは笑顔で問いかけているのですが・・・

ここで、何も言えない場合は自分の演奏を聴いていないか、なぜか怒られている、と思っているパターンです。


基本的に、レッスン中に怒ったことはないので、ここで、怒られたと思ったとしたら、この先なかなか前に進むのは大変なのですが、まず1から説明します。


自分の演奏の感想を言えたり、振り返りができてこそ、伸びるからです。


どうだった?って聞かれたらね・・・

まず、良かったところ、と惜しかったところを言ってみようよ。

そう言うと、ああ、そういうことか。。と思うようですが、考えて弾いていないので思い出せない・・・。


じゃあ、もう一度しっかり聴きながらひいてごらん。

そういうと、大抵、次は感想が言えます。

でも、この「自分の演奏を聴きながら弾く」習慣をつけるのが大変なのです。

家に帰っちゃうと忘れちゃうようで・・・・


次回のレッスンで、また伝えなおしです。


それから、今度は、できなかったところに印をつけて目で見えるようにする。

そして、部分練習です。

出来なかったところだけを切り取って練習する・・・

これって勉強でも一緒ですよね。


勉強していない子は、何がわからないかがわからない。

でも、勉強はすればするほど、わからないところが出てくる、質問も出てくる。


ピアノも同じなんだなぁと思います。

最初から最後まで通しの演奏ばかりしていても、上達はなかなかしません。

だって、同じところばかり間違えてしまうし、どこを直せばいいのかも頭に入っていないから。


そして、もう一つが手ばかり見て弾く癖もアウトなんです。

手を見て弾くと、楽譜を見なくなります。

楽譜を見ないと、ミスしたところも注意できないのです。


鍵盤や手を見ないで演奏することは鍵盤の幅を手に覚え込ませる、ということなので、いつまでも手を見ていては感覚は身につかないのです。


毎日、毎日・・・・

子供達ができるようになるまで、しつこく伝え続けています。


たまーに・・・・

目が細目になって・・・

「もーーー。うるさいなあ・・・」って思っている顔をしているな・・って思うと笑っちゃいそうになるのですが・・・


まあ、気持ちはわかるけどね・・・。

決して、諦めない。

だって、君たちのお父さんやお母さんから預かっているのだもの。上手にします!ってね。

だめだなあ・・・伝わらないなあ・・・なんて思っても、いつか伝わる時がくると信じて言い続けます。

練習の仕方。


明日も明後日も・・伝えるぞーーーー!!



愛♪PIANO  SCHOOL ROOM