メトロノーム練習、してますか?

 

私が幼い頃のピアノの練習時には、必ずメトロノームをつけて弾いていました。

メトロノームをつけて練習をすると、テンポ感もつきますし、1拍目に合図の音を鳴らせば拍子感も身につきます。

だから、メトロノームをセットするときは必ず自分で、何拍子かをチェックして4拍子ならば4に合わせ、1拍目でチーンという音がでるようにして練習していました。

 

そうすると、自分が速くなったときはメトロノームが遅く感じるし、自分が遅くなっているときはメトロノームがやけに速く感じます。なかなか上手く合わない時はイライラして自分の手をペシッと叩いたりしていましたが・・。

そうして、格闘しながらも自分のテンポをコントロール出来るようにしていました。

 

ピアノランドのレッスンは私との連弾で進めますし、オケの伴奏が入ったデータ音も使いますので、あの、つまらないメトロノームの音と合わせることはほとんどしませんが、最近はゆびおい読みの時からメトロノームを使ったほうがいいのでは・・?と思うようになりました。

 

自宅練習では私もいませんし、データ音もありません。

だから、メトロノームとかに合わせない限りは「てきとうなテンポ」になってしまいます。

8小節程度ならば、そこまでテンポも狂いませんが、だんだん長い曲になってくとテンポキープも難しくなります。

 

 

同じテンポで最後まで弾き続けること・・。

誰かと連弾をするときは必ずテンポ感が大切ですし。

学校の合唱や合奏の伴奏をするときも、しっかりしたテンポ感が必要です。

 

親のアドバイスをなかなかきかない息子も、合唱曲の伴奏練習の時はテンポがしっかりするまでメトロノームを離さず練習していました。

 

このテンポ感を養い、育てていくには、やはりメトロノーム練習が必要なんです。

 

しかしながら・・

ピアノを習っていた大人の方ならわかると思いますが、このメトロノーム練習は地味ですし、とても難しくもあります。

なかなか合わないとイライラしたりもします。

 

自宅での練習ではメトロノームに合わせて、とレッスンノートに書くことも多いのですが、ちゃんとやってくる子は半数くらいかな・・。

 

練習してきたか、してこなかったか・・

メトロノームに合わせてきたか、こなかったか・・

 

すぐに分かります。

 

子供達には、なぜ、メトロノーム練習が大切なのかも話しますが、大切なのは分かるけど、面倒くさい・・

んだろうな・・と感じたりもします。

 

ピアノは、毎日の地道な練習を積み上げていくことがなにより大切。

ちょっと練習したからって、すぐに上達するものでもありません。

 

この地道な練習を続けることができるって大人でも難しいことですから、これをやってくる子供達って本当に感心です。

 

メトロノームに、なかなか合わない時は、どうすればいいでしょうか?

まずはメトロノームに合わせて歌ってみる、が一番です。

どう、合わせれば良いのかをつかめます。

その上で、技術的にテンポに追いつけないところはそこだけを取り出した部分練習を。

そして、ゆっくりのテンポでミスしない、止まらない演奏に。

最後は少しずつテンポを上げていきます。

 

この途中経過で分からないところがあれば、レッスンノートに書いておきましょう。

 

そしてなるべく、メトロノームは自分でセットできるようにしていきましょう。

練習するときは必ず横にメトロノームを・・。

 

今日はレッスンで、テンポが少し安定してきたY君に、よくなってきたね、と伝えると、お母様が「毎日メトロノームを使って練習しています」って答えてくださいました。

おお・・がんばってるんだね。結果がちゃんとついてきています!

ずっと続けてね!

 

 

愛♪PIANO SCHOOL ROOM

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コメント: 2
  • #1

    はれるや (火曜日, 16 6月 2020 18:09)

    大人ピアノ再開しました。

    電子ピアノにメトロノームがついてますが、昔ながらのメトロノームがあったほうがいいですか。

    それともデジタルタイプがよろしいですか。

    よろしくお願いいたします。

  • #2

    みどり あい (火曜日, 16 6月 2020)

    はれるやさんへ。

    こんにちは。
    はじめまして。 
    私は個人的にはアナログの振り子がついたメトロノームが好きですし、生徒さんにもそちらをお薦めしています。
    振り子がついているので、次の拍がなるタイミングを視覚でとらえることができますので合わせやすいです。
    音もメトロノームによって違いますので出来れば実際に店頭で鳴らして聴いてみるのもいいですね。
    (ただ今は店頭にも行きにくいですけれど・・)
    レッスン再開、楽しんでくださいね。