鍵盤の幅を記憶する。

 

レッスンで子供たちによく言う言葉。

「手を見ないで弾いてごらん。」

 

これは、鍵盤の幅を覚えるため。

視覚に頼るのでなく間隔を覚える。

 

今弾いている場所を脳裏にイメージして、指を動かすと思った通りの音が出る。

次の音は何度上?何度下?

 

こういう練習を重ねるうちに手が鍵盤の幅を覚えてくれるから(正確に言うと脳ですが)目は楽譜をずっと追うことができます。

手を見ずに楽譜を見て弾ければ、新しい曲を弾く時、手と楽譜と両方見なくても弾けます。

 

手ばかり見て弾いていると楽譜を見ないので、注意して弾かなくてはいけないところも、そのまま。

全く同じ状態で次のレッスンにやってきます。

 

だから、導入の時期から手を見ないで弾く練習をします。

 

だって、みんな、歩くとき、足を見て歩かないでしょう?

足下ばかり見て歩いていたら・・電柱にぶつかったり、車にぶつかったり・・

ピアノの鍵盤上でも同じなんです。

 

鍵盤を見ないで弾く。

頭を使ってピアノを弾きましょう。

 

愛♪PIANO SCHOOL ROOM