ピアノと友達になった日8★音大にて

 

福岡の公立高校から上野の女子高校に転入して2年。

私の高校生活ってキラキラしていたのは高校1年の時だけだったな・・。

なんて思えるほど、後半の2年は地味に地道に自分の道を邁進するのみでした。

1年間だけでも、とびっきり楽しくてキラキラしていた時間があっただけでもよいのかな。

 

高校1年生の時の音楽の時間に、先生がピアノを弾ける人はなにか弾いてくれませんか?

とリクエストされたので、クラスで2人、私と友人Nちゃんが(彼女もまた今でもお付き合いしている長い友人)弾くことになり、私はあの当時、大ブレイクしていたリチャードクレイダーマンの渚のアデリーヌを弾きました。

大好きな曲だったので、迷わずこの曲を。

 

そんな感じで、音楽、ピアノはすでに私の生活の一部になっていました。

すでに友達になっていたと思います。

 

しかし・・それも束の間・・。

音大に入ってから「友達」なんていう生やさしいものではなくなりました。

 

試験曲が出されると(だいたい難易度を変えて選択できるようになっているのですが、私の先生は迷わず難しい曲のほうを弾きなさい、と言う)同じ曲を毎日、毎日爪と指の間に亀裂が入るほど、亀裂が入っても絆創膏をして練習を重ねるのです。

 

そして恐怖のテスト。

筆記テストとは違って、間違っても消しゴムで消せない。

どんなに練習をしていても、1発勝負だから緊張してあがってしまったらそこで終わり。

かなり過酷な実技試験なんです。

私はどちらかというと本番に強かったので、まだマシでしたが・・。

 

それでもすごいストレスだったと思います。

試験前になると、試験当日なのに試験曲すら練習していない夢とか、夏休みが終わって初めてのピアノのレッスンなのに、全く練習していない、とか・・そんな夢ばかりみるのです。

 

大学在学中の4年間で体重は少しずつ、確実に落ちていきました。

1年に1キロ、4年で4キロ落ちました。

 

それでも、卒業試験の時に弾きたい曲があったので、その曲が弾けるようにと練習は頑張っていました。

黙々と・・ただ、黙々とピアノを弾いていた頃です。

楽しかったかというと、はっきり言って楽しくはなかった4年間でした。

戻って勉強し直したいか、と言われても絶対に嫌です。笑。

 

 

愛♪PIANO SCHOOL ROOM