自己採点。

「自分の演奏の感想を言えるようにする。」

これはピアノの演奏技術を上げる上でとても重要なことです。

 

私が演奏後にいつも、「どうだった?」

と聞くのは、自分でどう思ったかを振り返ることができるようにするため。

最初は・・「う~ん、わからない」と言っていた子も必ず言えるようになってきます。

よく弾けたときは、自分を誉めていいんです。

 

なんとなく弾いた演奏をだんだん「よかった」と言わなくなります。

言わない、というより言えなくなる、よかった、と思わなくなるんです。

 

私はレッスン中にほとんど怒ることはしません。

怒ることがあるとすればマナー違反をした時。

机の上に登ったり、椅子の上に登って飛び降りたり・・。

ドアの開け方がザツだったり・・

教本を床に投げたり・・。

希な例ですが・・(^^;)

 

なるべく笑顔でレッスンしていますが、きっと子供たちに要求していることはかなり厳しいと思います。

4分休符をなんとなく・・は×です。

休符も音符と同じく正確に。

拍もリズムもテンポも妥協しません。

この厳しさが演奏する上での美しさにつながってきます。

そして、そのうち自分でも気づけるようになります。

 

自宅で練習して、自分の演奏を振り返ることができて初めて、効果的な練習ができるようになります。

 

今年のレッスンノートでは1週間の自己採点をする欄があります。

しっかり直せていなくても星3つの満点の自己評価の子もいますし、よく頑張ってきているのに自分に厳しくて星を3つでなく、2つしかぬってこない子もいます。

 

自分に厳しい子ほど、かっこよく曲が弾けるようになります。

 

今年も更に、自分に厳しく採点ができるようになってほしいな・・と思います。

 

愛♪PIANO SCHOOL ROOM

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コメント: 2
  • #1

    あんどぅ~☆ (土曜日, 20 1月 2018 22:19)

    「自分の音をよく聴いて!」
    ピアノでも吹奏楽でも、何千回、何万回言われたことか…。

    集中力が高まっている時は黙って見守りますが、両手がある程度仕上がってくると、なんとなく…漠然と…気の抜けた演奏に。
    そんな時にあえて「今のどう?」って聞きます。
    だいたい返事は「え?どうだった?」です。
    「お母さんがどう思うかじゃなくて、自分はどうだったの?」
    すると「いつの間にか弾き終わってた!」
    おいおい(゜゜;)\(--;)
    どの子かは、お分かりですよね(笑)

    昔、模擬レッスンで
    「お家に先生が着いていくわけにはいかないでしょ?でも、ちゃんとお家にも先生がいるよ!お母さん?違うよ。あなたのお耳。必ず側にいるね。先生は一人だけど、あなたには2つのお耳があるから、スーパー先生だね!」
    とおっしゃった先生の言葉が忘れられません。

  • #2

    みどり あい (土曜日, 20 1月 2018 22:46)

    あんどぅ~☆さんへ。

    私が小さい頃は、レッスンで1度弾いたら先生が、ここと、ここと、ここが~だから直してね。と、注意してくださって、その通りに直す。
    というのが主流でした。
    でも、それでは自分の演奏を全く聴かなくなるんですよね。
    弾いているのは自分だけど、漠然としか聴いていない。
    ピアノランドの著者の樹原涼子先生が昔、おっしゃっていましたが、生徒さんが演奏した後に、「今の演奏どうだった?」と聞いたら「え?先生、聴いてなかったの?」と言われたことがあると・・。そこでカウンセリングレッスンがどれだけ大切なものなのかお話しくださいました。
    模擬レッスンでおっしゃった先生の言葉が、どういう意味だったのか、その大切さも少しずつ気付いていけたらいいですね(^^)