セラヴィにて出逢った宝物2017

 

長瀞の小さなホテルセラヴィ

 

ここに泊まって

出逢った宝物があります。

 

今回は彫刻。

 

玄関のロビーに出窓があって

檜の1枚板に掘られた台。

 

 

それはそれは美しい彫刻。

 

思わず見とれてしまいます。

 

そして1度アップしましたが

お食事の時も

半月盆に彫刻が・・。

 

 

よく見えませんが

30枚ほどある中で

全て柄が違うようで

季節によって

使うお盆も替えたり

 

連泊する方にも

楽しんでもらえるように

差し替えるようです。

 

このお盆に母がぞっこん。

 

母と趣味が似ている私も

ため息が・・。

 

 

こちらは

客室についている露天風呂へでるテラスに

飾ってあった作品です。

 

え!こんな所にこんな作品が!

と思うような物が

ホテル内の至る所に置かれていて

館内が美術館のようです。

 

半月盆はホテル内でも販売されていて

スタッフの方に

半月盆を注文したいことを告げると

作家の豊田さんの工房が隣町の寄居にあるので

そこに行かれてみてはいかがですか?

とアドバイスしてくださいました。

 

夕方、フロントから連絡があり

「豊田さんがいらしてますのでお会いになられますか?」

ということ。

 

早速ご挨拶に伺ってお話をしたら・・

 

すごい方でした。

 

豊田さん・・ではなく

豊田大先生でした。

(^^;)

 

昭和34年に日光東照宮の修理を川切りに創業

多くの神社仏閣建築を手伝ってこられたとこのこと。

 

今年話題になった

日光東照宮の3猿の彫刻を手がけられたようでした。

 

とてもとても気さくな方で

そんな大先生に見えず・・(失礼)

 

次の日は約束通り

豊田彫刻工房にお邪魔して

作業現場を見学させていただきました。

 

神社に使う大きな柱や飾りの修復や

個人から依頼のあった

昇り龍の飾りなど

 

いつもは下から見上げるものばかりが

足下にドーンと置いてあり

間近にみることができて

いい経験をさせていただきました。

 

彫刻刀の種類も何十種類もあり

見たことのない形の彫刻刀が並べられていました。

 

私も物作りは大好きで

 

彫刻とか好きなので

(やりませんが)

 

なんていうか、木を彫るあの感触が

大好きです。

 

生まれ変わったら

物作りをする仕事をしたいなあ・・なんて

思っているほど。

 

登竜門のお話なども伺って

実際に鯉と龍の中途半端な動物が

川を上って龍になった

そんな作品も見せていただきました。

 

そんな大先生のお盆に出逢えたことは

今回の宝物となりました。

 

ピアノ教師という職業は

感性を磨く努力も必要で

多くの素晴らしい作品を見て感じて

そんな時間をもつことも

ひとつの仕事であると思っています。

 

この夏は本物に触れた

貴重な経験をしました。

 

セラヴィにはまだまだ

気になる本物がたくさんあります。

それは次回のお楽しみにしておきます。

 

 

愛♪PIANO SCHOOL ROOM