誰かと比べるより・・・。

 

今日は

「ピアノの進度をお友達と比べてしまう」

について

お話させていただきます。

  

仲良しのお友達と

一緒の教室に入ったり

同じ学年の子が

ピアノを習っていたりすると

 

相手が今

何を弾いているのかが

気になってくる子がいます。

 

レッスンでも

「せんせ~い、いま、Aちゃん

なんの曲を弾いてるの?」

 

と質問されることがあります。

だいたい

習い出して2年目あたりから

小学校の2,3年生くらいまで

そんな質問がきたりします。

 

そんな時は決まって

「それは秘密だよ~

どうしても知りたかったら

Aちゃんに自分できいてごらん。」

と返事をします。

 

それでも懲りずに

毎回質問されることも・・

 

そんな時には

「Aちゃんが気になるんだね。

でも、

ピアノはきょうそうじゃないんだよ。

じぶんが楽しければ

それが一番なんだよ。

 

どんな曲でも大切に

心をこめて弾ければ

それで十分

ステキだと思うよ。

それに

ピアノだけじゃなくて

他にも得意なことは

たくさんあるでしょ。

全部1番じゃなくて

いいと思うな。」

 

こう話すと

決まって2度と質問してこなくなります。

 

誰かと自分を比べるのは

悪いことではないと思います。

 

だって

スポーツだって

勉強だって・・

なんでも競争の世界だから。

タイムや点数で

評価される。

 

でも音楽の世界は

芸術の世界。

 

1枚の絵を見て

素敵だ!と絶賛する人もいれば

なんにも感じない人もいる。

 

音楽も同じ。

 

好きな曲

好きな作曲家

好きな演奏家・・。

 

みんな違います。

 

だから誰かと比べるのは

私は少し違う気がします。

 

演奏ひとつにしても同じ。

 

 

もし・・

勝つためにピアノを弾き始めたら

音楽の本当の意味が

見えなくなってしまいそうです。

 

 

できれば

比べるのは

今日の自分と

昨日の自分であってほしい。

 

そう思います。

 

これから嫌でも競争社会に出ていく子供たち。

せめて音楽では

比べられることのないように・・

ピアノが

心の支えとなり

自分の演奏を好きになってほしいし

自信にもつなげてほしい。

 

音楽が個人の心に

深く響きだすのは

中学生の高学年から

高校生の間だそうです。

 

この難しい年代に

ピアノが少しでも

癒しになってくれたら

こんなに嬉しいことはないですね。

 

みんな

もっと、もっと

自分のいい所をさがして

自信をもって

胸をはって

ピアノを弾いていきましょう!!

 

愛♪PIANO SCHOOL ROOM

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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コメント: 2
  • #1

    みっちゃんママ (土曜日, 13 2月 2016 16:02)

    ピアノではマイペースでやっている子供たちなので、私も見守っているけど…テニスでは娘にひどい事を言ってしまう…。(T-T)愛さんのブログ読んで反省。

    兄はテニスはぐんぐん上達して試合に勝ったり、育成レベルに頑張っているのが目に見えるのだけど…娘は目が出ない。
    他の3年生はもっと積極的に動き、やはり上手。
    でも娘は、試合もまだ出れないし、動きもなく…コートで何をしてるの?って思うぐらい下手。

    娘にテニスは向いてないから辞めれば!と…。
    コーチは娘は努力家で教わった事をきちんと1つづつクリアーしている、動きは頭より先に体が動く反射だけど、娘も日に日に上達してますよって。
    比べちゃいけないね。個人のよい所をきちんと理解してあげないと。気を付けないといけないわ。

  • #2

    みどり あい (土曜日, 13 2月 2016 21:25)

    みっちゃんママさんへ。

    どうしても、我が子にがんばってほしくて、いろいろ言ってしまう時もあるけど、自分の期待と子供の頑張り度に温度差があるとバトル勃発するよね。
    見守る、比べないって本当に難しくて親の忍耐と精神力が相当鍛えられるわけだよね。
    小さい時の習い事は、楽しく長くが一番だと思うな。続けていれば、いつか伸びる時がくる。
    少しずつでも伸びていれば10年たてば、大きな進歩だものね。
    みっちゃんは、真面目だし、頑張り屋さん。
    大丈夫、大丈夫(*^^*)
    ママ、がんばれ!