お子さんとの練習の関わり方。

 

お子さんとのご自宅での練習の関わり方について

少しお話したいと思います。


まずはピアノが置いてある部屋は

どこでしょうか。


リビングですか?

子供部屋ですか?


一番いいのは

家族がピアノの練習を聞くことが出来る部屋。


声かけをしてあげられる部屋です。


ピアノを小さな子供が1人で

もくもくと練習するわけが・・

ありません(笑)


やっぱり誰かに聴いていてほしい。

そんな環境があれば

伸びていくと思います。


「聴いてほしい」


そう子供が思えるのは

励ましの言葉がかかるから。


毎日のピアノの練習は

それはそれは大変なこと。


練習していてうまくいかないのに

追い打ちをかけるように


「そこ、何回間違ってるの?

いい加減にしなさい!」

とか

「いつまでその曲を弾いているの?」

とか・・


そんな声がかかったら・・

がっかりです。

やる気は限りなくダウンします。


特にお母様がピアノの経験があると

どうしてもミスした所が気になって


「ほら、またミスした!」


って・・言いたくなります。

私もそうです。


何回も、何回も同じ間違いをしている子供に

イライラ・・・。


でも、そうではなく逆の耳をもち


今日、出来るようになった所を

探してあげるのです。


昨日より上手になったところはどこ?


「レガートにこの部分が弾けるようになったね。

がんばってるね」


その後にすかさず


「じゃあ、ここの何回も止まっちゃうところ

惜しいねえ~!!

ここだけ5回練習してみたら?

きっと、もっと上手くなるよ」


誉めてから、ミスを頑張らせる。


この図が一番効果的だと思います。


我が家はレッスン室以外に

リビングにピアノを置いてありますが


息子が練習する時はたいてい

リビングです。


私がキッチンにいたりすると

リビングのほうが声かけしやすいから。


もちろん

あ~・・・そこそこ・・

(ーー;)

昨日、直したばっかりなのに・・

また間違って弾いて

ミスに気付かないんだ・・。

音をちゃんと聴いて弾いてないなあ・・。


あ~・・ここもだ・・。


と・・・


言いたいことは、あっという間に

膨れ上がります。


が・・


我慢(笑)


何回もつっかえて弾いていて

本人は直す気があるのかないのか・・。


そんな時は


「今日はその曲、どこをがんばるの?」


と聞きます。


すると気付いたように


「あ・・ええと・・

ここの音をミスした所と・・。」


と、自分で言いながら

目標を立てて練習に戻ることができます。


たとえ2小節でも

昨日より完璧な小節ができれば

たいした進歩です。


昨日よりできる所が増えたわけですから。


こうして弾けるようになってくると

本人は楽しくなるものです。


今は寒い季節。


電子ピアノはそうでもありませんが


寒い部屋に置いてあるピアノの鍵盤は

冷たいもの。

弾いていると手までかじかんできます。

練習どころじゃないのです。


せめて

練習時間の30分くらい前には部屋を温めて

練習に集中できる環境を作ってあげましょう。


私が小さい時は

ピアノはやはりリビングにありました。

キッチン直結の・・。


私が練習している時は

弟は音を出さずにテレビを見ていました。

今、考えれば文句も言わずに

無音のテレビをよく見ていたなあ・・と

感心、感謝です。


ピアノはやはり

家族の応援があってこそ上達するものじゃないかなあ・・と

思います。


それから練習曲のCDを何度も聴くのも

上達の秘訣です。


是非、食事の時は

テレビでなくCDを(^-^)!!


愛♪PIANO SCHOOL ROOM