メトロノーム。

 

今月のワークは

「リズムワーク」です。

今まで習ったリズムを復習しながら

苦手なリズムはリズムカードに書いて

自宅でも練習できるようにしていきます。

 

そして、これから新しいリズムが出てきたら、

やっぱりカードに書いてリズムカードを増やしていこうと思います。

 

そこで登場するのが

メトロノーム!!

 

 

 

 

 メトロノーム・・・。

リズム感や拍子感をつけるために使う練習用機械。

1816年にドイツのヨハン・ネポムク・メルツェルが特許を取り、

そして、これを音楽家で最初に利用したのはべートーヴェンという話です。

 

振り子式と電子式の両方のメトロノームがありますが

レッスンでは振り子式を使っています。

 

電子式は拍の頭で「ピッ」と音が鳴りますが

しっかりしたテンポ感がないと、なかなか「ピッ」で拍の頭を

合わせる事ができません。

 

でも、振り子式は振り子がついた腕が左右に揺れるのを

横目で見ながら、「カチッ」っと鳴る瞬間を予測できます。

子供はきっとこちらのほうが合わせやすいのではないかと思います。

 

長年使っていると振り子の部分がゆるくなり、腕が左右へ振られるたびに

下へ落ちていき、テンポが変わっていく・・

そんな風になってしまいますが

私はこのアナログな振り子式が好きです。

 

電子式は数値を細かく設定できる便利さもあります。

持ち運びも楽です。

でも、無機質な電子音が私はあまり好きではありません。

 

そして、昨日は今月のリズムワークで

メトロノームを使いました。

 

初めて「動いた姿」を見た男の子の生徒さん。

食い付きがすごかった(笑)

 

「なにこれ、なにこれ!!」

そう言って興味深々。

レッスンは、この興味深々から入っていくのが一番!

 

それにしても、この機械のどこからカチって聞こえてくるのか?

拍の頭の「チーン」っていう音はどこで鳴ってるの?

重りを下にしたらどうなるの?

上へ上げたらどうなるの?

どうしてそ~なるの~????

 

と質問攻め。

どちらかというと、リズム云々よりも

メトロノームの講義になったような・・(ーー;)

 

でも、まあ、やっぱり男の子なんだなあ・・と

可愛かったです。

機械に興味があるんですね。

 

その後のレッスンでもこのメトロノームを使ってレッスンしたら

一生懸命合わせて弾いてくれました。

 

なんでもそうですが・・

「登場の仕方」って

大切なんだなあ。。。と気付きました。

 

もしこれを、テンポが一定しないからって

「はい!これに合わせて!!」

なんていう登場のさせ方をしたら・・

きっと

「嫌な奴」

になっていたのかもしれません。

 

これから、このアナログメトロノームを

ジャンジャン、レッスンで使っていこうと思います(*^_^*)

 

愛♪PIANO SCHOOL ROOM