heart to heart・・・ご活用ください

 

先日、小学1年生の生徒さんのお母様からお手紙をいただきました。

 

「もりのまつりだ」の両手が上手に出来なくて

何回もがんばって右手だけ、左手だけ、音読み・・など

工夫してやったのですが、だめみたいでした。

本人も

「明日、先生に聞くね」と言っていましたので

よろしくお願いします。 

 

そして・・文末には

 

「だんだん難しくなってきて大変だけど

先生に聞こう!という気持ちがあるので

前向きでやって安心しました。」

 

と書いてありました。

 

この日のレッスンは、この

「もりのまつりだ」からスタート。

 

5小節目から両手を合わせるのがちょっと難しい曲です。

 

楽譜をみると、左手を途中で開いて3度下の音を弾きます。

 

ここがポイント。

 

「開いて3度下へ・・」

この部分だけを何度も覚えるまで弾いて、

その次の小節は、そこだけ練習して

あとは小節をつなげて弾く練習をします。

 

このポイントをしぼった練習で

10分もしないうちに両手で合わせて弾けるようになりました。

 

本人もとっても嬉しそう(*^_^*)

「だいじょうぶ、もうだいじょうぶ、がんばってくるね」

と言ってくれました。

 

 

まず、嬉しかったのは

お母様がお子さんの様子をお手紙で伝えてくださったこと。

これが、お子さんのやる気度を下げさせない大切なところです。

 

もちろん、レッスンすれば両手が合わせられなかったんだ・・

ということは分かりますが、

 

「今日のレッスン」のポイントとして

 

出来なかったところを重点的に見てあげられます。

もうひとつが、がんばったけど、できなかった。

 

ここも大切です。

 

練習していなくて出来ないのか・・・

練習したけど出来なかったのか・・・

これも、レッスンをする上で大事なポイントです。

 

30分間のレッスン時間の中で

どの曲に時間をかけるか・・

これをいつも考えてレッスンします。

 

もちろん、子供と私だけでもレッスンは成り立ちますが、

ご自宅でお母様がしっかりサポートしてくださっている。

これはピアノの上達の上でとっても大切です。

 

お家で練習していて・・

出来なかったところが出来るようになった。

この過程をお母様がご存知が、そうでないか・・。

お子さんを褒めてあげられるか・・

知らずに終わってしまうか・・・。

 

やる気度につながってきます。

 

もちろん、ピアノが弾けないお母様には

曲のどの部分がどうなのか・・

難しいと思います。

 

でも、スラスラ弾けていなかったところが

弾けるようになっている・・。

これは分かりますよね(*^_^*)

 

大人だって、出来なかった事ができるようになって

誰かに認めてもらえたら嬉しいから。

 

子供は褒められたら嬉しいはず。

 

毎日、毎日の練習が欠かせない、

継続するのが大変なピアノのレッスンだからこそ、

お子さんのやる気度チェックは大切です。

 

レッスンでは・・・

1曲を仕上げるまで

 

楽譜を読む練習

メロディラインを弾く練習

伴奏ラインを弾く練習

両手で合わせる練習

全て、レッスン内で一緒に練習します。

 

それを宿題にだしますので、

基本的には子供達一人だけでも練習が出来るはずです・・。

 

ただ・・・。

 

レッスンしたことを忘れていなければ・・です。

 

これが重要です。

 

小さなお子さんほど、

 

次の日練習をしないと、ほとんどレッスンでやったことを忘れます。

 

2日たてば、何を練習するのだったか、忘れます。

 

3日たつと・・完全に弾けていたものも弾けなくなります・・・。

 

そしてあっという間に1週間が過ぎ・・

 

これが続くと、子供たちの「やる気度」も下降線になります。

 

毎日お家で練習するように、

レッスンファイルにシールを貼ったり、

何が宿題だったのか思い返せるようにレッスン内容を記載したり・・

工夫はしています。

 

とにかく、レッスン日の次の日は必ず、ピアノを練習するように

お家での声かけをお願いします。

これだけでも随分違います。

 

そして・・・

 

ホームページ内に「生徒さんのページ」として、

みなさんにご利用していただけるページを作りました。

 

この中に「heart to heart」というページがあります。

 

このページから、ご自宅での練習風景、レッスンに関するお悩み、ご相談など・・

ご遠慮なく、なんでも伝えていただけたら嬉しいです。

見落とすところも少なくなり、

よりよいレッスンができるように生かしていけたら私も嬉しいです。

 

 

 

コメントをお書きください

コメント: 4
  • #1

    おさるんるん (金曜日, 24 5月 2013 10:40)

    先週・今週とお茶会が続いて準備等大変だったでしょうね。
    楽しい、いい時間が過ごせたようでよかったね、お疲れ様でした。
    生徒が増えて、レッスンにもさらに熱が入って頑張ってるみたいね!
    私は随分とピアノとはご無沙汰。
    音を気にしないで弾ける環境だといいんだけど、難しいっ!
    先週末は高松に来て初めて少し遠出。
    本に載ってた人気うどんやさんに行ったら臨時休業だったよ…。

  • #2

    みどり あい (月曜日, 27 5月 2013 11:09)

    おさるんるん殿、メールご無沙汰でごめんなさい。
    いつもコメントありがとう。

    生徒さんが少なくても、多くても・・・
    一人一人にかけたい情熱は変わらないけど
    人数が多いと自分の中でしっかり管理していかないとね(*^_^*)

    子供達の変化に気づかないなんてことになったら大変だから・・・。
    だから、コミュニケーションを子供たちとも、お母様方ともしっかりとっていきたい・・・そんな想いで熱が入るよ。

    独身の時は今の倍の人数でも平気だったけど
    子育てしながらっていうのはエネルギーが倍以上いるかも。

    でも、そのエネルギーって実は子供たちからもらってるんだよね。
    元気な子供たちの笑顔で、がんばれる力がどんどん湧いてくるよ!!

    だから、とっても幸せな日々です。

  • #3

    みっちゃんママ (火曜日, 11 6月 2013 18:09)

    娘にアドバイスができないので、相談できてよかったです。^^
    勉強もそうだけど、親と先生の教え方が違うと子供って混乱しちゃうのよね。
    「もりの~」は、みんなが一度は難しいと感じると聞いて、それを乗り越えれば
    もっと成長するんだな~と楽しみ。
    ありがとうございました。♪

  • #4

    みどり あい (水曜日, 12 6月 2013 08:51)

    みっちゃんママさんへ

    ご相談いただけてよかったです。
    「もりのまつりだ」は運指(指のくぐらせ方)が難しい曲です。
    ピアノランド2巻の後半になると両手5指ポジションから音域が広がって、指番号をみながら指をくぐらせたりして演奏していく練習に入ります。

    初めての事・・なので子供達はちょっとここで苦労するんですね。
    でも、こうしてご自宅での様子を教えていただけると私もレッスンの時の声のかけ方、アプローチの仕方を変えることができます。それは子供たちのモチベーションにもつながってきます。
    これからも、気になることなど、なんで構いません。
    今回のようにお手紙でも、メールでもお電話でも・・
    お家での様子をご連絡いただければ嬉しいです。