樹原涼子先生・聴き取り術

 

今年は2回もお休みしてしまった涼子先生の勉強会。


2回とも、私、そして息子の体調不良でお休みしてしまい、

先生にもご心配をおかけしてしまいました。


風邪とかでなく、学校をお休みしている息子を心配して、

「勉強会に連れてきてもいいですよ」

と声をかけてくださったり・・・

さすが、涼子先生・・。


きっと先生のピアノの音色を聞いたら、

音楽療法で息子は元気百倍になっちゃいそうな感じです。

お陰さまで息子も元気いっぱい登校できるようになりました。

 

そして、昨日はC9のコードとメロディ+伴奏を聴き取る勉強。


聴き取る時に、どう、聴くか、どうしたら心に残るか・・・。

いろんなアプローチで教えてくださいます。


「聴き取る」ことが一番でなく、大切なのは、

その曲を初めて聴いた時にどうイメージするか・・・。

音をどう楽しめたか・・・。

これが一番大切だよねって。


演奏者は聴く相手に心に残るように、伝わるように1音1音大切に演奏する。

それは数ページもある長い曲に限らず、

2小節、4小節の短い曲でも

相手にいろんなイメージを湧かせることができる演奏が可能だってこと。

 

イメージしながら曲を聴くと・・・

その中の音達が鮮明に心に響いて頭に残っていく・・。


とっても不思議な体験でしたが、

曲をイメージして演奏すること。

曲を聴いてイメージすること。

これがどんなに大切かが身にしみた時間となりました。

 

涼子先生は、コンサートや公開セミナーをこなしながら、

先生方の育成に力を入れてくださって、

惜しみなく多くのことを教えてくださいます。


一人一人を大切に、どうアプローチすれば伝わりやすいか・・・。


これは私達ピアノ教師にとっては教訓であり、

日々、生徒さんの状態を感じとってレッスンしていかなくてはいけないのだと

気持ちが引き締まります。

 

涼子先生と一緒に過ごす時間は私にとって魔法のような時間であり、

どんどん変わっていく自分が楽しく、不思議です。

また次回の「聴き取り術」が楽しみです。